
上越ブロック大会
要項
競技方式 | 録音審査方式 |
---|---|
競技収録日 | 2022年8月22日(月)~26日(金) |
審査日 | 2022年9月6日(火) |
主催 | 公益財団法人 日本電信電話ユーザ協会 上越地区協会、頸南地区協会、糸魚川地区協会 |
後援 | NTT東日本 新潟支店 テルウェル東日本株式会社 新潟支店 |
大会役員 |
大会会長 本山 秀樹(上越地区協会 会長) 大会総括部長 小林 栄一(ユーザ協会新潟支部) |
結果発表日 | 2022年9月7日(水)10:00 |
入賞者一覧
審査委員長講評
上越ブロック大会審査委員長講評(2022.9.6)
四人の審査委員を代表して、想いをお伝えしたいと思います。
今回、問題のポイントは 「お客様からの要件の聞き取りは正確に」 「伝言は簡潔に解りやすく」 「社内の人との対応は迅速に」 ということでしたが “内容” と “印象”
2点をお伝えしたいと思います。
内容はポイント通りに正確に聞き取って伝えることができているかどうか?ということですが、これはスクリプトを作れば比較的このポイントに沿ったことはできてしまうのかなと思いました。
ところが、これがスクリプト通りにいかなかった時にどうするかという点が大切で、やはり会話であるということを忘れずに取り組んでくださっているかどうか?というところでかなり差が出たのではないかと思います。
スクリプト通りにいかなかった時にどういう風に対応できたのか?セリフを覚えるのとは違うんですよということをしっかりと心に留めていただきながら、練習を続けていただきたいなと思いました。
ただ、今回は内容で差をつけるのは難しいなと思います。
となると「印象」というのが大きくなると思います。
その「印象」を決めるのが 「第一声の印象」 「声の力」 「丁寧な言葉」 「間違いのない敬語の使い方」 だったんじゃないかなと思います。
今回リモートであったこともあり、比較的に明るさが足りないなという声の出し方の方々が多かったような気がします。
その方に向けてどれだけ笑顔でお話ししていらっしゃるのか?
たぶんスクリプトに目を向けて下を向きながらお話をしているのかなという風に聞こえる方が多かったような気がいたします。
少し声の明るさがプラスされただけでずいぶんと印象って変わってくると思います。
丁寧な言葉というのは語尾の印象もありまして、例えば “して下さい” というのと “していただけますか” というのでは全然違いますし “やります” というのと “やりましょうか” というのも全く同じことを言っているのですが、違うなということもあるかと思います。
そして、一番、審査員全員の気持ちといたしましては、間違いのない敬語の使い方をしていただけるといいなと。
これはお客様のことだけではなく、先輩に対してもそうですし、お話の中に出てきた会社の中の社長についてもそうです。
いろんな意味で敬語がしっかりとつかえているのかどうか?というところもあるかと思います。
そして今回は二人の方とお話をするという課題になっていましたので、相手によっても敬語の使い方だったり、お話の仕方だったりが変わるのかもしれません。
お客様だったら丁寧にゆっくりと、でも社内の方だったらできるだけ迅速に、簡潔にということも必要なのかなと思いました。
内容で差をつけるのが難しいからこそ、印象を大切にしていただきたいなと。その為には日頃からどれだけ丁寧な言葉を使うことができているのか?日頃からどれだけ敬語に気持ちを持っていけているのかどうかということも大切なのかなと思えました。
そして、一番印象を変えるのは声の力だと思いますので、“明るい声で”。それだけで全く印象が変わると思います。

2022年度電話応対コンクール
上越ブロック大会 審査委員長
株式会社 新潟放送
石塚 かおり