
新潟県大会
要項
競技方式 | 集合審査方式 |
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競技収録日 | 2023年9月20日(水) |
審査日 | 2023年9月20日(水) |
主催 | 公益財団法人 日本電信電話ユーザ協会 新潟支部 |
後援 |
総務省 信越総合通信局 一般社団法人 新潟県商工会議所連合会 NTT東日本 新潟支店 株式会社ドコモCS 新潟支店 テルウェル東日本株式会社 新潟支店 |
大会役員 |
大会会長 廣田 幹人(本部 評議員、新潟支部 支部長) 競技部長 小島 啓一(新潟支部 副支部長、新発田・村上地区協会 会長) 審査部長 小林 栄一(新潟支部 事務局長) 総務部長 内山 寿治(信越事業推進部長) |
結果発表日 | 2023年9月20日(水)17:00 |
入賞者一覧
審査委員長総評
第64回新潟県大会 審査委員長総評(2023.9.20)
みなさま大変お疲れ様でした。
今、どんなお気持ちですか?精一杯できましたでしょうか?それとも、悔いの残る方もいらっしゃるでしょうか。
さすがの県大会です。皆さんがこの日のために努力されてきた足跡を、組み立てですとか、提案の仕方ですとか聞かせていただきながら、皆さんが本当に頑張って来られたことを感じました。そして4年ぶりに皆さんとお顔を合わせてお話しできることを幸せに思っています。本当に皆さんよく頑張りました。お疲れ様でした。
今日の大会審査は大変難しい審査でした。審査委員の皆さんの気持ちを私が代表して伝えさせていただきますが、まず、印象的にひとこと言うとすれば、「とにかく難しい審査」でした。それほど皆さんの実力が五分五分と言うか、押しなべて実力がある方々だったと思います。
そんな中で「寄り添うこと」と「安心と満足を届ける」この二つが今回の大きなテーマであったと思います。
一つ目の「寄り添うこと」がどういうことか。皆さんはもうお分かりかと思いますが、「お客様のニーズにどれだけ寄り添えることができるか」ということですね。つまり、お客様のニーズをどれだけしっかり聞き取ることができているか?だと思うのです。
今回のテーマは、先にお客様がお申込みをしています。でも、他の提案をするというのがテーマなので、お客様が先に決めていたものの他に、もうひとつ提案をするということは、そのお客様がいったい何を必要としているのか?ということを良く聞き取らなければいけないわけです。それがうまく聞き取れていないと、提案も信用性がありません。なので、しっかりと聞き取れているかどうか?これが寄り添うということだと思います。
もう一つ、「安心と満足を届ける」。安心を何で届けるのか?今回はこちらの方からお電話をかけるというテーマでした。今の世の中、色々なお電話がかかってくるものですから、この電話って何処の・誰から・どういう内容でかかって来たのだろうか?と、普通でも皆、猜疑心いっぱいで電話に出ることが多いと思います。『あ、この電話はユーザー食品からかかって来たんだな。』と、わからずに電話に出るわけですから、その段階で『この人とだったらお電話でお話ししてもいいな。』と思える雰囲気を作っているかどうか。まず、最初に、どういうところから電話をしたのか。そしてなぜ電話したのか。そして、注文していただいたことに対する御礼。その後、提案に入っていくわけですが、その組み立てだけではなくて第一印象の『声の雰囲気』だったり、『お話しの力の雰囲気』などで、最初に“すべてこの人に安心して任せていいのかどうなのか”が決まることを強く思ったのが今回のテーマだったと思います。
「声の印象」って非常に大きいものだなと思っています。別にいい声である必要はないです。優しい声であるとか、声に力強さがあるとか。かと言って圧力があり過ぎるわけでもなく、寄り添ってくれるような優しい声なのか。声の印象は、出だしの印象が特に大きいんだなと思いました。強すぎる方もいたかもしれません。優しすぎて囁き口調の方もいたかもしれません。とても不思議ですけど最初の、「ありがとうございました」っていう言葉でも、(低いトーンで)「ありがとうございました」っていうのと、(高いトーンで)「ありがとうございました」と言うのでは全然印象が違うように、同じ言葉で同じ言語を綴っても全く別の印象になってしまうんです。特に会話の入り口で『お客様、私にならいろいろお話ししていただいていいですよ』という気持ちを届けることができるかどうか?ということが大切なのかと思いました。
皆さんはそういう意味では企業の最初の入り口の役目を勉強されて来られた皆さんです。皆さんの声の印象、お電話かけてこられたお客様は、どんなお顔をして今私と電話しているんだろうなと想像していると思います。笑顔なのかな?それとも面倒くさがっているのかな?しかめっ面なのかな?っていうのも、全部声に表れてしまうのです。でも、皆さんが企業の顔としてこれを勉強してこられたことは、本当に強いと思いますし、これから先、皆さんがお仕事をしていく力になるのではないかと思います。
受賞した方々はもちろんのこと、今回このように県大会まで残った方々、そしてブロック大会に出ていただいたすべての皆さんが企業の顔として、これからも活躍していただけることを祈念しております。
本当にいつも言うんですけれど、声って、顔が笑うと声も笑います。それを皆様の頭に置いていただきながら、これからも笑顔で仕事を進めていただきたいと思います。
本日、4年ぶりに皆様とお会いできて良かったです。
ありがとうございました。
2023年度電話応対コンクール
第64回新潟県大会
審査委員長 石塚かおり