2024年度 電話応対コンクール新潟 特設サイト

中越・魚沼ブロック大会

要項

競技方式 録音審査方式
競技収録日 2024年8月5日(月)~9日(金)
審査日 2024年8月28日(水)
主催 公益財団法人 日本電信電話ユーザ協会
中越地区協会、柏崎地区協会、魚沼地区協会
後援 NTT東日本新潟支店
テルウェル東日本株式会社新潟支店
審査委員 審査委員長 フリーアナウンサー 石塚 かおり様
審査委員 (有)クウォーターワン 窪田 尚子様
審査委員 コーチ・コム 小紫 真由美様
審査委員 NTT東日本 新潟支店 長澤 元彦様
大会役員 大会会長 中越地区協会 会長 田中 克美
大会総括部長 ユーザ協会 新潟支部 小林 栄一
結果発表日 2024年8月29日(木)10:00

中越・魚沼ブロック大会プログラム(PDF)

入賞者一覧

審査委員長総評

上越ブロック大会/中越・魚沼ブロック大会審査委員長総評(2024.8.28)

審査委員の先生方のご意見をまとめ、私の方からご紹介させていただきたいと思います。
ポイントは3点です。まずは大もととなるスクリプトの作り方。次はスクリプトをもとにして、どんなふうに進めていくのか。最後に音声表現です。

基本的に電話応対というのは、本来スクリプトの無いものだと思いますが、今回はコンクールですので皆さん頭の中でしっかりと組み立てをしてから臨まれているかと思います。
そのスクリプトの作り方が、キラッと『他の方と違うな』っていうところがあると、引きつけられるものがあるんだなと感じました。

特に今回は情報量が非常に多かったので、その情報量をコンパクトにどれだけうまくまとめて提案するのかというのは、結構大きいなと感じます。
上手な方は 「これも、これも、これもあるんですけど」っていう『この三つ』を言うのにも、非常にコンパクトでわかりやすい。「その中でも特にコレがお勧めです」っていうのは、上手い言い方をされるなと思いました。

そのスクリプトが、もし仮に皆様の中でできたのであれば、それを進める時にどうするか? ということですが、まずはやっぱり “スクリプトどおりにしようとしない” ということしかなくて・・・
聞いていると、その原稿に目を通しながらやってるだろうなっていう方と、お電話の相手の顔を浮かべながらお話ししてるだろうなっていう方に、如実に分かれたと思います。

当然のことながら、お電話の向こうの方のお顔を浮かべながら話をされる方の方が相槌も自然ですし、間も自然です。スクリプトどおりにやろうとする方は、相手の方が何を言っているかを聞かないうちに、次に自分が言うことだけを考えてしまって、『間のバランス』が良くなくなっているなと。これは 審査員全員の思いで、「(相手の話を)聞いてるか聞いてないか」というところにつながっていくのかなと思います。

そしてやはり今回は『音声表現の大切さ』を感じました。
それは声の質だったり、声の強弱だったり、声の力強さだったり、それは人によってタイプが色々あると思いますが、結果的にその声に信頼感があるかどうかということにすごく感じられて、せっかく内容がいいのに・・・ もうちょっと自信を持ってこう出せるはずなんだけどな・・・ ていうのがあったりして、そこはちょっともったいないなと思えました。

じゃぁ、自分の声はどうなのか?皆さんがどこまで(自分の声を)聞いたことがあるか?ということですが、やはり上位に行く方は何度も自分のトレーニング音声を聞いていたり、先輩のものを聞いていたり。もっと言えば他にも色んなことを聞いていたり。それはテレビのニュースでもいいですし、ラジオや何かでもいいですし、世の中でいろんなものを聞いて “あ、こういう伝え方って伝わるんだ”っていうように、興味を持っている方なんじゃないかなと思っています。

スクリプトも大切だし、進め方も大切だけど、今回特に音声表現ってこんなに信頼感に関わるんだなというのを感じました。
ですから、そこで損している方がいらっしゃったならば、その方はまず自分の声(応対)を録音してみて、どんな声なんだろう、どんな感じの話し方なんだろうっていうのを自覚してみるっていうことかなと感じました。

以上です。

2024年度電話応対コンクール
上越ブロック大会/中越・魚沼ブロック大会
審 査 委 員 長