新潟県大会

皆様、本当にお疲れ様でした。今日は私もすごく疲れました。というのも、さすが県大会、皆さん、本当にレベルが高くて、正直、今まで審査委員長をやらせていただきましたが、これほど、点差が開かなかった大会はないと思います。皆さん、入賞されなかった方々もほぼ入賞です。本当に１位の方と最後の方とあまり差がないと思っていただいてもいいと思います。

石岡さんおめでとうございます。昨年2位になられて北海道まで、研修においでになられた時の様子を見ているものですから、今日、発表になった時に涙が出てしまいました。これは石岡さんだけではなく多くの皆様が、いかに頑張って来られたのか、皆さんの様子がここまですごいことになっているんだという「気」というか「パワー」を審査員室で受けまして、本当に皆様の頑張りに感銘を受けました。お疲れ様でした。

レベルが高いので、おしなべて皆さん声の出し方やご挨拶の仕方など、基本はできていらっしゃいます。では、どこで差がつくのか？ということになるのですが、特に今回の題材の場合は、後半で何かしら提案をしなければいけないということがあると思います。その提案の仕方はスクリプトで考えていたものだけではなく、お客様がお話されることをどこまで深く聴き取ることができるか、深く入り込むことができるか。一歩踏み込んだら、また提案の仕方も少し変わってくるんじゃないかなと思います。その提案の仕方、踏み込み方が上手い方に、加点がされたんじゃないかと思います。

あと、これは毎回言うのですが、声の持つ力ってすごくて、語尾の優しさ、信頼を感じるしゃべりのスピード、そして声の強さ。強すぎても圧力がありますし、弱すぎるとこの人に頼んで大丈夫なのかなっていうのがあるので、本当に声の持つ力っていうのは大きいなと思いました。これは今日、皆様が一所懸命魂を込めた3分間、その3分間だけじゃないところに勝負があるのではないかと、ふと私は思いました。日頃皆様がどんな業務の仕方をしてらっしゃるのか、人と接する時にどういうふうにお話をしているのか、人にどう優しい気持ちで接しているのか…。これが結果的に全てこの3分に加わってきちゃうんじゃないかと思います。というのは、『日頃の身の振り方』と言うと変な言い方なんですけど、自分の反省を込めて３分間じゃないところで、どんな生き方をしてるのか、どんな身の振り方をしているのかというところまで、実は３分間に現れちゃうよ！ということを、皆様、来年まで忘れずにいてください。

悔しい思いをされた方にとってはこの１年間は長いです。でも、あっという間に次のチャンスがやって来ますので、その次のチャンスまで頑張ってほしいですし、石岡さんには全国大会で頑張っていただきたいと思います。 以上です。